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よしなしごとども 書きつくるなり
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東野圭吾(文藝春秋社)

 ごく普通のサラリーマンである杉田平介。彼の妻・直子と娘・藻奈美がバス事故に遭い、妻は死亡し、娘は奇跡的に助かった。
 しかし意識を取り戻した娘が発した言葉は「あなた……」。娘の肉体に妻の意識が宿っていたのだった。

 平介の揺れ動く心が丁寧に描かれている。娘を失ったような、妻を失ったような、どっちつかずの悲しみ。美しく成長してゆく直子に対する、妬みと猜疑心。さすが手だれの東野氏。
 しかしながら、盗聴器のくだりはやりすぎではないだろうか。平介の人間性を疑ってしまった。
75点
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