東野圭吾(講談社)
強盗に銃で頭を打ち抜かれた青年・成瀬は、世界初の脳移植手術を受けた。
一命を取り留めた彼は、だが次第に性格が凶暴化し、元の性格を失なってゆく。自分が他人に侵食されていく恐怖……それは脳移植のせいなのか。
成瀬の「変身」ぶりが読ませる。初めは快活になれて良かったね、という程度のものだったのに、気が付いたら大悪党になっていた。彼の焦りは想像するに余りある。
ただ、物語の要所要所に女性が絡んでくるので、それが全体を軟派な印象にさせているような気がした。
70点
強盗に銃で頭を打ち抜かれた青年・成瀬は、世界初の脳移植手術を受けた。
一命を取り留めた彼は、だが次第に性格が凶暴化し、元の性格を失なってゆく。自分が他人に侵食されていく恐怖……それは脳移植のせいなのか。
成瀬の「変身」ぶりが読ませる。初めは快活になれて良かったね、という程度のものだったのに、気が付いたら大悪党になっていた。彼の焦りは想像するに余りある。
ただ、物語の要所要所に女性が絡んでくるので、それが全体を軟派な印象にさせているような気がした。
70点
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