筒井康隆(岩波書店)
父親は失踪し、母親とも死別した少女、月岡愛。
彼女は左腕が不自由というハンディキャップを持ちながらも、父親探しの旅に出る。
設定は近未来だろうか。現在より環境破壊の進んだ世界のようである。
人々の心もすさみ、警察さえその機能を果たしていない。
そんな暗い設定だが、少女の子供らしい負けん気や、脇役陣、ことに犬たちの大活躍が爽快で、読後感は悪くない。
……氏の著書「わかもとの知恵」の裏ワザが出てくるのはご愛嬌か。
70点
父親は失踪し、母親とも死別した少女、月岡愛。
彼女は左腕が不自由というハンディキャップを持ちながらも、父親探しの旅に出る。
設定は近未来だろうか。現在より環境破壊の進んだ世界のようである。
人々の心もすさみ、警察さえその機能を果たしていない。
そんな暗い設定だが、少女の子供らしい負けん気や、脇役陣、ことに犬たちの大活躍が爽快で、読後感は悪くない。
……氏の著書「わかもとの知恵」の裏ワザが出てくるのはご愛嬌か。
70点
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