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半眼訥訥

高村薫(文藝春秋社)

 雑文集。読売、毎日、日本経済新聞などに発表された文が多い。
 高村氏というのは、その作品どおり、考え方の硬いかたのようだ。それは悪い意味ではなく、きまじめというほどの意味である。
 日本語の衰えを憂え、狭くてモノが溢れている住宅環境を憂え、一人で食事をする子供たちの生活を憂える。きまじめゆえの、心配性でもあるらしい。

 硬い話題が多い中で「折々の花」という一文が目をひいた。小さい頃、夏といえばカンナ、ダリア、きんせんかなどの花が路地に咲いていた。今はほとんどそれらを見掛けない、という話。
 花にも流行り廃りがあるのだろうか。
65点
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