忍者ブログ

夏の災厄

篠田節子(文藝春秋社)

 埼玉県のとある市で、時期はずれの日本脳炎が流行する。しかも従来のウィルスとはタイプが違う。これは何者かによってばら撒かれた生物兵器なのか?

 役所の職員、医者、看護婦が、それぞれの視点で物語を作っていくので、話が重複したりしてちょっと冗長な印象を受けた。
 でも、だからこそ起こりゆく事象はとても現実味を帯びている。認めない病院、動けない役所、動かない厚生省……あらら、現実にもこんなことがあったような。こういうのは小説の中だけにして欲しいものである。
75点
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 9
10 11 12 13 15 16
17 18 19 20 22
24 26 27 28 30
31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[08/27 まきまき]
[08/27 もか]
[08/22 まきまき]
[08/22 ぴーの]
[08/05 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析