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夏の災厄

篠田節子(文藝春秋社)

 埼玉県のとある市で、時期はずれの日本脳炎が流行する。しかも従来のウィルスとはタイプが違う。これは何者かによってばら撒かれた生物兵器なのか?

 役所の職員、医者、看護婦が、それぞれの視点で物語を作っていくので、話が重複したりしてちょっと冗長な印象を受けた。
 でも、だからこそ起こりゆく事象はとても現実味を帯びている。認めない病院、動けない役所、動かない厚生省……あらら、現実にもこんなことがあったような。こういうのは小説の中だけにして欲しいものである。
75点
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