小池真理子(早川書房)
「雛子」のような女性、実在するだろうか。いないでしょうね。自由奔放で、その行動は欲望の赴くまま。そして夫である信太郎もそんな妻を認め、愛し、喜びを感じていた。でも二人は一人の男の出現によって引き裂かれる……その男とは電気屋の店員。ここで私はのけぞった。いや、電気屋の店員が悪いというつもりはないが、雛子が選ぶ相手としてはいかにも不釣合いに感じられたのだ。
ラスト、マルメロの木の話が良い。救われた気分になった。
70点
「雛子」のような女性、実在するだろうか。いないでしょうね。自由奔放で、その行動は欲望の赴くまま。そして夫である信太郎もそんな妻を認め、愛し、喜びを感じていた。でも二人は一人の男の出現によって引き裂かれる……その男とは電気屋の店員。ここで私はのけぞった。いや、電気屋の店員が悪いというつもりはないが、雛子が選ぶ相手としてはいかにも不釣合いに感じられたのだ。
ラスト、マルメロの木の話が良い。救われた気分になった。
70点
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