忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[731]  [730]  [729]  [728]  [598]  [568]  [727]  [597]  [567]  [596]  [566
開高健(文藝春秋社)

 この作品は筆者の絶筆である。でも私が嫌いな終わり方(未完)ではなくて安堵した。
 三つの短編が収められているが、私が好きなのは「掌のなかの海」。酒にまつわるエピソードが抜群。いかにもおいしそうな「フィッシュンチップス」。床にまかれたオガ屑の匂い。研ぎたてのナイフの刃のようなマーティニ。このあたりの描写は手馴れていて、安定感がある。
 ラストのアクアマリンの話も、評価が分かれる所かもしれないが、私は好き。女性的な「宝石」というものについて、胸がすくほど男性的に描いていて、好き。
70点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/30 まきまき]
[01/30 もか]
[01/23 まきまき]
[01/23 ぴーの]
[01/16 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]