忍者ブログ

キッドナップ・ツアー

角田光代(新潮社)

 夏休みの始まった日。小学5年生のハルは、実の父親に誘拐され、一緒に旅することになった。かっこ悪くて、段取りも悪いおとうさんとの旅は、苦しくて楽しい旅だった……。

 とても感想が書きづらい。なぜなら解説者の重松清氏が、この作品の光る部分を、さらに磨きをかけて書いてしまっているからである。さすがは作家である。
 で、私が感じた印象をひとつだけ書くなら。
 きっとこの父親が実際にいたとしたら、ごく普通のおじさんなような気がする。でも子供の目から見るとイケてなくて、とても素直にはなれなくて、でも憎めなくて。それはありがちな話で、あまり心に残る話ではないと思った。
55点
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[06/16 まきまき]
[06/16 ぴーの]
[06/10 まきまき]
[06/10 もか]
[06/09 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析