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よしなしごとども 書きつくるなり
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菊池寛(文藝春秋社)

 男爵の娘、瑠璃子は、些細な事件によって成金の荘田に恨みを買う。
 荘田は金に物を言わせて瑠璃子と結婚するが、まもなく他界する。未亡人となった彼女は、美貌と知性で言い寄る男たちを翻弄する。

 ひと言で言うなら、通俗小説である。展開は目まぐるしく、過剰な表現が多い。
 だが、この面白さはどうだろう。理屈をこねる前に、力技でねじ伏せられたような感がある。
 私の中にあった今までの「菊池寛」像を、良い意味で打ち破る作品であった。
75点
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