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最果てアーケード

小川洋子(講談社)

ほんの十数メートルの、薄暗くて小さなアーケード。ひとつひとつの店も、狭くて、扱っている品もよく分からない物ばかり。
でもお客さんは、来る。彼らの探し物を見付けに。

買ったはいいが、つまらなそうな気がして放置していた。ようやく読んだら、予想外の面白さ。
店主たちも客たちも、どこかおかしな人ばかりだ。しかも「変なのー。ふふっ」という感じではなく、不穏な「変」。
「あっという間に死んでしまった」「ナイフで女優に切りつけて」「ホルマリン漬け」「義眼屋」と、普通ではない言葉が、普通な顔をして並んでいる。退屈な日常にふと現れる狂気が、さりげなく描かれている。
少しずつ繋がりがある連作短編、という形態も私好みでした。
80点


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