大海赫(ブッキング)
復刊ドットコムというサイトによって復刊が実現したという本書。
あるとき、盲目の「ぼく」の目が、急に見えるようになった。そして目が見えていたひとは、残らず盲目になっていた。驚くぼくの耳に、サイレンが鳴り響く。「敵」が攻めてきているという。ぼくとおかあさんは汽車で逃げることにしたのだが、その車中で不思議な少女に出会う……。
絵本なのだが、子供が見たら怖い夢を見そうなタッチの絵である。ストーリーも残酷な部分もあり、ラストも決してハッピーエンドではない。
でもこの世の理不尽さとか、不公平感などを、ド迫力の絵でもって語り掛けてくれているようでもある。
巻末にある解説では、悲しくてすばらしい話、とよしもとばなな氏も熱いメッセージを書かれている。
75点
復刊ドットコムというサイトによって復刊が実現したという本書。
あるとき、盲目の「ぼく」の目が、急に見えるようになった。そして目が見えていたひとは、残らず盲目になっていた。驚くぼくの耳に、サイレンが鳴り響く。「敵」が攻めてきているという。ぼくとおかあさんは汽車で逃げることにしたのだが、その車中で不思議な少女に出会う……。
絵本なのだが、子供が見たら怖い夢を見そうなタッチの絵である。ストーリーも残酷な部分もあり、ラストも決してハッピーエンドではない。
でもこの世の理不尽さとか、不公平感などを、ド迫力の絵でもって語り掛けてくれているようでもある。
巻末にある解説では、悲しくてすばらしい話、とよしもとばなな氏も熱いメッセージを書かれている。
75点
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