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よしなしごとども 書きつくるなり
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伊岡瞬(角川書店)

小学5年生だった圭輔は、自宅が全焼して両親を失う。その後身を寄せた親戚の家では奴隷のような生活を強いられる。やがて弁護士となった彼は、ある男に弁護を依頼される。その男こそが、圭輔をいじめぬいた同い年で親戚の達也であった……。

初見の作家だが、けっこう好きかも。
意味のない風景描写などがなく、まるで粗筋を語るようにストーリーが展開するところとか。
そうは言っても人物の描写はきっちりしていて、特に達也の描き方が気持ち悪くなるほど良かった(褒めてます)。人が苦しむのを見るのが何より好きで、ずる賢くて堂々としている、良心のかけらもない。この造形にしてやられた。
物語としても楽しめた。圭輔が窮地に陥ると必ず助っ人が現れるのが少しご都合主義っぽくはあったが、裁判が二転三転して息をもつかせぬ展開、これぞミステリーの醍醐味。
95点

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