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首折り男のための協奏曲

伊坂幸太郎(新潮社)

7つの短編が収められていて、緩やかに話はつながっている。
『僕の舟』が良かった。
70手前の絵美は、黒澤という男に50年前に出会った男について、調査を依頼する。ほんの数日の逢瀬のことを、黒澤は調べられるのか?

水兵リーベ僕の舟、というフレーズが物語のキーになっていて、誰にでもある「自分にとっては特別だけど、他人から見たら何それ?」なアイテムをうまく使っているなぁと感心しました。
オチも想像できたけど、できただけにほっとするような着地でした。

この短編は良かったけど、全体として伊坂氏の短編集としてはイマイチだったかな。
あれ、私ったら飽きてきたのか? と不安になる一冊でした。
70点

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