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映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」

Netflixで見ました。
マイケル・ムーアじゃねーわ、いや監督マイケル・ムーアだわ。
アメリカの高校で起きた銃の乱射事件。
ムーア氏は事件の真相に迫るべく、いろいろな人にインタビューを敢行する。

なぜアメリカは銃による殺人事件が諸外国に比べて桁違いに多いのか? という疑問に答えを出そうとする監督。
銃大杉? →カナダとかかなーり普及してるけど。
暴力的なテレビゲームのせい? →日本のほうが過激。
結局、アメリカ国民は多くの「恐怖」にがんじがらめにされている、という結論めいた話が出てきました。
毎日放送される事件、事故で不安を煽られる。
それから奴隷に逆襲されるんじゃ? という恐怖からは永遠に逃れられない。
猫という恐怖に常に睨まれているネズミみたいなもん?

印象に残ったのはコメディアン? が冗談めかして言った「銃弾の値段をつり上げろ」って話。
1つ500ドルなら、そう簡単に撃てない。
ケンカになっても「テメー覚えてろ、そのうち撃ち殺してやる! オレが貯金できないことを祈ってろ!」って。
笑えました。

あとは全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンとの会談。
オレには関係ないから風味のヘストンにも驚きましたが、そのヨボヨボの姿にも驚き。
あの「ベン・ハー」で躍動していた彼が、こんな姿に……時間って残酷ねー。


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映画「彼女がその名を知らない鳥たち」

Netflixのお試し期間のうちに、たくさん映画を観ちゃおうというびんぼー根性のもと、コレを選びました。

主演は蒼井優。
同居人の阿部サダヲを奴隷のように扱い、いっぽうで別れた男・竹野内豊が忘れられず、さらに偶然知り合った松坂桃李とも関係を結び、という奔放すぎる女性を演じています。
んもう「汚い! 醜い!」の見本市のような映画でして、家の中はもちろんぐちゃぐちゃ、阿部サダヲはクチャラーだし、竹野内豊はDV野郎だし、松坂桃李は性欲の塊だし。
いやぁぁぁと言いながら指の隙間から見ずにはいられないようなシーンが盛りだくさんでした。
イケメン2人のクズさ加減を愛でるもよし。
蒼井優の男を引っ掛ける手練手管を参考にするもよし(いいのか?

こんなシーンがありました。
蒼井優の部屋に、デパートの店員である松坂桃李が初めてやってきます。
彼女が商品にクレームをつけたので、代替品を持ってきたのです。
「……好き、かも」(にしか見えない)という目で見つめる蒼井優。
松坂桃李は「あれ? イケる?」と何かを察知して、持参した腕時計を彼女に着けようと身体を寄せます。
その瞬間、彼女はさっと腕を引くのです。
「嫌! 馴れ馴れしくしないで!」って感じ。
逃げると追いたくなる、やられた男性は燃えますよねぇ。
この駆け引き、しびれました。

R15+なのでエロいシーンもたくさんありました。
これ、映画館で観たら「音」が響いたでしょうねー。
エロいだけじゃない、ミステリーの要素もあって、それ も けっこう見応えがありました。
終盤で「!?」となること請け合いです。


映画「チャンス」

映画鑑賞ブログと化していますが、連休中に観たものはこれが最後です。
Amazonプライムビデオで観ました。

主演はピーター・セラーズ。ピンクパンサーのクルーゾー警部でおなじみの役者さんですね。
庭師のチャンス(ピーター・セラーズ)がずっと働いていた屋敷の主が亡くなり、彼は行くところもなく街をさまよう。
そんなとき高級車にぶつけられて怪我をし、車に乗っていたエヴァ(シャーリー・マクレーン)の屋敷で手当てを受ける。
怪我が治るまで滞在するチャンスだったが、エヴァの夫であるベンに気に入られる。
ベンは経済界の大物であり病気療養中だったが、大統領が面会に来た際にチャンスを紹介し、大統領もまたチャンスの言葉に感銘を受けるのだった……。

ちょっと知的障害がある? 自閉ぎみ? のチャンス氏、ふつーのことを言っているだけなのに、周りが勝手にいいように解釈するさまが面白かったです。
ガーデナーゆえの知識はあって、冬に種まきすれば春に花が咲いて実りの秋が来るんだよーなんてことを言うわけです。
すると「経済は現状よくない状態だが、やがていい時期も来るんだね!?」なんて具合い。
学校へ行ったこともなく読み書きも出来ないけれど、それゆえ身元がわからず、CIAかFBIが動いて経歴を消し去ったか? と勘違いされたり。
とにかく全編ああ勘違いなわけですが、チャンスの子どものような素直さが周囲にほのぼのとした良い影響を与える感じが、観ていてほっとさせられました。
(鈍感すぎてイラっとくるシーンもあったけどね)

ラストは「???」だったけど、まぁファンタジーのまとめなのでこうなりました、ってことでしょうね。


映画「ミリオンダラー・ベイビー」

今、映画紹介の本を読んでいまして、観たい映画が次々に出てきて会社行ってる場合か? 状態でして、でも連休明けの今日は渋々来たけど、ゆうべなんて嫌すぎてお腹が急降下しちゃったわ、なんてデリケートなの。

さて映画。
ダンナがAmazonプライム会員になっていたようで、映画が無料で視聴できるという(でもあんまり本数が無くて5本以上ダメでコレにした、CMだと見放題ですごい! って雰囲気だしてるけど)ので見てみました。

主演はクリント・イーストウッド。
ボクシングジムを経営するフランキー(クリント・イーストウッド)のもとに、あるとき女性ボクサー、マギーがトレーナーになって欲しいと依頼してくる。
フランキーは女性には教えられないと拒否するが、彼女の熱心さにほだされてトレーナーになる。
みるみる頭角を現すマギーは連戦連勝し、ついにウエルター級のチャンピオンと試合をすることになる。
ずる賢く悪名高きチャンピオン、マギーは途中までは有利に試合を進めるが……。

マギーの家族がクソすぎて、映画ではよくある設定ながら、その家族が出てくるとイライラしっ放しでした。
そしてチャンピオンの反則によって、終盤は全身不随になってしまうマギー。
貧乏から這い上がって、年齢的に無理だとフランキーにダメ出しされたのも乗り越えて、やっとチャンピオン戦と思ったらこの展開。
ひどすぎない?
ラストも、ひどすぎない?
何度でも言うよ、ひどすぎない?

天使みたいに美しい心を持った女性、偏屈だけど本当は優しい年老いた男、さらに陰で支える口は悪いけど人格者の男性(モーガン・フリーマン、ジムの雑用係)。
3点セットであるあるなんだけど、そこを楽しむと言いますか、やっぱりね、でしょうね! を確認するのが面白かったです。

映画「チェンジリング」

こう休みが長いとすることもなく、映画みるよねー。
NHK-BSで放送したのを録画して見ました。
1928年にアメリカで起きた実際の事件の映画化、主演はアンジェリーナ・ジョリーです。

シングルマザーのクリスティンがある日仕事から帰宅すると、息子のウォルターが行方不明に。
数ヶ月後に息子は発見されるが、再会した子は別人だった。
記者たちがいるので、とりあえず息子だと言ってくれと警察に頼まれ、拒否できなかったクリスティン。
だが息子より背が低いこと、割礼を受けていることに気付いた彼女は警察に訴える。
しかし捜査ミスを認めたくない警察は、次々に証拠を集めるクリスティンを無理やり精神病院へと入院させてしまう。
同じころ、不法入国をした少年が恐ろしい連続殺人鬼のことを告白する。殺された少年たちのなかに、ウォルターと思しき子もいたというのだ……。

ここここれは震える映画でした。
震えポイントはたくさんありましたが、何と言っても精神病院の恐ろしいこと。
どんなふうにふるまっても「はい、病んでる」とレッテルを貼ることが出来るのです。
おとなしくすれば鬱、興奮して騒げば鎮静剤、からの電気ショック。
年老いて死ぬまで出られないかも? なんて環境、誰だって病むわ。

それから連続殺人鬼役の俳優の上手いこと。
不自然な陽気さ、激高して怒鳴る姿、問い詰められてしどろもどろになるところとか、本当にイカれてる人そのものでした。

あとは本題の「息子じゃないんだけど!? つか誰!? きもっ」のときのアンジーの演技。
自分に置き換えたら、その気持ちがよぉく分かるよね。

監督はクリント・イーストウッド、俳優としても一流、監督やってもこんなすごい映画を撮るなんて。
天才か。


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