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映画「きみはいい子」

U-NEXTで見ました。
↓ ちょっとネタバレしてるかも。


岡野(高良健吾)は小学校の教師。子どもたちにはバカにされ、保護者には文句ばかり言われ、情熱を失いかけていた。
雅美(尾野真千子)は夫が海外赴任中で、娘と2人で生活している。子どもに暴力をふるうことが止められずに苦しんでいた。
独居老人のあきこはスーパーで万引きしたとして店員に捕まり、自身の認知症を疑うが……。

まず高良健吾。けっこう演技がうまいのね。
大声で注意してもきいてくれない子どもたちに辟易、みたいな表情がよかった。
矢部太郎ちっくでした(ちょっと似てないっすか?)。

ストーリーのほうは見ていていろいろと苦しかったです。
尾野真千子の虐待がリアルで鳥肌が立ちました。
ママ友たちの前では子どもをほとんど叱らないのに、家に帰ると娘にダメ出しの嵐。
そのいかにも表面だけの付き合いって感じのママ友たちの中で、唯一ぶっちゃけキャラの池脇千鶴が、だんだん尾野真千子と仲良くなっていくのです。
そこには深い訳があったのですが、そのあたりの描写もぐっときました。
池脇千鶴、天然っぽいのに実は周囲をよく観察している、そんな役柄がぴったりでした。

小学校では母親の彼氏? に邪魔扱いされて、家に帰れずにずっと学校の校庭にいる少年とか、設定だけで泣けてくる。
あきこと自閉症の子の出会いも良かった。
鍵をなくしてパニックになりかけていた少年に、ごく普通に接して家に招き入れるあきこ。
母親(例のスーパーの店員)が迎えに来た時、挨拶ができるいい子ね、と褒めてあげたら母親が感涙するシーンとかも、すごく心打たれました。

ラストだけがちょっと……ちゃんと見せてくれよ! とモヤっとしましたが、まあ良い映画でした。

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