「悪の法則」

ゆうべ、レイトショーで観てきました。
ほぼ予備知識なしでしたが、あまり分かりづらいところもなく、そーいうことなのね、って観ることができました。

この映画のみどころは、キャメロン・ディアスの演技でしょうか。
あの大口あけて笑うようなシーンはまったくなくて、恐ろしき悪女になりきってます。

そんでもって、全編血だらけ。
麻薬取引にあっては、人の命なんて軽い軽い。
麻薬1グラムほどの重さもないんだね。

この映画、脚本はコーマック・マッカーシー。
彼が書いた「ザ・ロード」という本を以前読みましたが、なるほどセリフがうまいわけだ。
示唆に富んでいて、無駄がないですなぁ。

万人におすすめできる映画ではないですが、あっという間の2時間だったので、少なくとも私は楽しみましたです。

さて。
平日の夜に、なぜわざわざレイトショーか？　っつーと。

例のコンサートのチケットがきのう届きまして。
まさかのアリーナ席ですよ。
それを見た瞬間、抑えていた怒りがまたふつふつとたぎってきまして、娘に文句ざんまい。

「文句言ったからって、おかあさんと行くって言うと思ってるの？」
だと？
思ってねーわ、ヴォケ。
思ってねーけど言わずにいられるかっつーの。
アリーナっていったって、カスみたいな席だってあるんだから油断すんなよ、このすっとこどっこいがっ。

という流れ（？）で、家を飛び出して映画を観ちゃった、というわけです。

あーあ。
自分でも何やってんだと思いますけどね。
この絶望感は、いかんともしがたい。