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監禁面接

ピエール・ルメートル(文藝春秋)

失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。

3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点

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映画「Mother」

長澤まさみが日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を取っていて、あら面白そうってことでNetflixで見ました。
結論、失敗。
以下、ネタバレありです。







秋子(長澤まさみ)は自堕落なシングルマザー。
息子の周平を奴隷のように扱い、学校へ行かせようともしない。
男をとっかえひっかえしてはその日暮らしをしていたが、やがて妊娠。
付き合っていた遼(阿部サダヲ)には逃げられ、親に金の無心をするが断られて、自暴自棄に拍車がかかり……。

長澤まさみがすごく上手くて、息子を怒鳴って服従させる演技や、何よりその目付きが。
子どもなんてどうなろうと知ったことか、みたいなセリフを吐くときの目付きが、ビー玉みたいな目で怖いのなんのって。
気だるげに煙草をふかすシーンも堂に入ってたし。

そして男たちの途轍もないだらしなさ。
ちょっと長澤がエロい視線を投げただけで、手もなく引っ掛かるんだもの。

これ、実話をもとにした映画らしいですが、息子も息子だわ。
もうババア(息子からみたら祖母)をヤって金を盗るしかないね、とつぶやく母親に従うってどうなのよ。
事件後も母親をかばって全部罪をかぶってしまうし、んもう理解不能。
シャバにいても良いことないし、ムショのほうが3食たべられて本も読めるって……そっちは分かる気もするけど。

ラスト、母親は後悔してるのか? うーん、してないよね。
という救いのない話。
見なければよかった。

BUTTER

柚木麻子(新潮社)

婚活サイトで知り合った男性3人を殺害した容疑で逮捕された、梶井真奈子。
彼女の取材を始めた記者である里佳。
面会するたび、梶井の言動に翻弄され、次第に我を忘れてゆく里佳に、友人や恋人は危機感を抱くが……。

実際に起きた首都圏連続不審死事件をベースにしていて、梶井真奈子とは木嶋佳苗のことである。
事件が明るみに出た当時、世間はなぜ美しくも若くもない彼女が、複数の男性を騙せたのかと疑問に思った。
本書にあるその答え(らしきもの)は、彼女の貪欲さだ。
食べたいものを食べ、したいことをする、それが自分を女神たらしめ男性を惹きつける。
その自信になぜか打ちのめされた。
世間の女性たちが必死になってダイエットや自分磨きをしているのは無駄なのか? と。

梶井の対極にあったのが里佳だ。
女性らしさを嫌い、キャリアを積んできた彼女にとって、梶井は脅威だった。
しかし里佳には梶井が持つことができなかった、友人である伶子との女性同士の深い絆があった。伶子の暴走に戸惑うこともあった里佳だが、根底にあるのは信頼感、2人の友情には胸が熱くなった。

初めて読んだ作家だったが、語尾の長音記号や「!」の多用が気になった。
時代かなー。
70点

スマホアプリにして欲しいの

今日カルディに行ってコーヒーを買いました。
スタンプ2倍の日だわ、と思ってはりきってカードを出して、ポッケにしまったつもりが落としてしまったようです。
はーーーーショック。
数年かけてためたスタンプが、ぱぁ。
もうカルディでコーヒーは買わないぞ、ちくしょー(見事なやつあたり)
*******************************

ドラマが次々と最終回を迎えております。
以下、ネタバレありです。








「ドリームチーム」(NHK)
山口紗弥加が主人公で、美人なんだけど何か影が薄いのよね。
このドラマでは大人しかったのに急にはっちゃけてみたり、が何か白々しく感じました。
あと、恋愛に発展しそうな場面でも「何も気付かない天然さん」のような描写が古臭かったかな。
うん、全体的に古臭かった。

「にじいろカルテ」(テレ朝)
毎回涙するシーンがあって、でもコミカルなシーンも多くて泣き笑いしました。
高畑充希、井浦新、北村巧海、みんな上手かった。
ラストもすごく良かったです。
真空先生、絶対病死するんだろうな、泣く準備は出来てるぜと思ったけどまさかの復帰だったし。
しかし西田尚美ってよく見るよね、脇役でこういう感じのオバサンって彼女しかいないのかしら。

白昼夢のよう

もうすぐ会社を辞めて1年、と思ったら後任のAさんのことを思い出したので久々にメールしてみました。
昨年、私が辞めてから本社を移転したことは知っていましたが、その事務処理が大変だった、とAさん。
しかも部屋割りが変わってシンママ2人(←私をいじめて退職に追い込んだ)と、癖の強い部長と同じ部屋となり、いろいろと疲れます、って。
あいつら、やっぱり居座っていたか。
しゃちょーは引っ越ししたら2人の自宅からすごく遠くなるから、辞めてくれるんじゃ? なーんて言ってたけど、こんな厚遇の会社を辞めるわけないじゃん。

他にも会社で起きた事件が書かれていましたが、もうすべてが遠い世界の出来事だねぇ。
相変わらずトンデモ会社だね、ふっ。
と思いましたです。

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