ピエール・ルメートル(文藝春秋)
失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。
3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点
失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。
3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点
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