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よしなしごとども 書きつくるなり
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Netflixでみました。
主演は櫻井くん、舞台は美大です。
竹本(櫻井翔)は美大に通うごく普通の大学生。はぐみ(蒼井優)に惹かれるが、才能あふれる彼女に臆することが多い。
いっぽう彼らの先輩である森田(伊勢谷友介)は天才肌の変人で、学内では傍若無人にふるまう。
はぐみと森田はお互いの才能を認め合って惹かれるが、極度の人見知りであるはぐみは、森田の真意をはかりかねて、時に傷つくのだった……。

アイドル映画かと思って(!)期待せずに見たのですが、なかなか面白かったです。
ほとんどの人は櫻井くん側(凡人)なわけで、天才オーラを巻き散らす人なんて滅多にいないわけで、自分の存在っていったい、と天に問いたくなりますよね。
そういうがっかり感がうまく描かれていたと思います。
がっかり、かーらーのー諦観っていうか、それでも僕は遠くからでも君をみてるよ、的な? なんだそれ。

対する天才2名の描き方は型通りだったかな。
いや、天才にじかに会ったことがないので分からないですが、こんな特殊な性格の人ばっかりじゃないですよね、たぶん。
まあ普通の性格だと絵にならないんでしょうけど。

美術品の価値って誰が決めるのか? という点も興味深かったです。
映画はフィクションですが、見抜ける人たちは「前のほうがよかった」「俺だってそう思う」と言っていて、見抜けない人たちが500万円という値段を付ける。
500万円の価値があるのかどうかは市場が決める。
ね、不思議な話ですわ。


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ピエール・ルメートル(文藝春秋)

失業中のアランは57歳。就活もうまくいかず、バイトに身をやつしていたが、とある一流企業の最終試験までこぎ着けた。
しかしその試験内容が問題であった。会社の目的は重役たちの査定、ニセの武装集団に突入させて重役たちのふるまいを見定めようというもの。
アランは武装集団に、別室から的確な指示を出すようにと言われるが、シナリオどおりにはことは運ばず、次第に事態は思わぬ方向へとおちいってゆく……。

3つのブロックに小説はわかれていて、「そのまえ」アランが最終試験に挑戦することを決意するまで、「そのとき」武装集団の突入から幕切れまで、「そのあと」は事件後のエピソードとなっている。
「そのまえ」が長すぎて挫けそうになった。何をやってもうまくいかないアランの愚痴に付き合わされて、ほとほと疲れた。
そのあとはスピード感のある展開であったが、設定が複雑で、それをどんでん返しと言うのであろうが、ついていくのが大変だった。
映画化したら面白そうだが、しがない中年男のグダグダっぷりは短めでお願いしたい。
50点

長澤まさみが日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を取っていて、あら面白そうってことでNetflixで見ました。
結論、失敗。
以下、ネタバレありです。







秋子(長澤まさみ)は自堕落なシングルマザー。
息子の周平を奴隷のように扱い、学校へ行かせようともしない。
男をとっかえひっかえしてはその日暮らしをしていたが、やがて妊娠。
付き合っていた遼(阿部サダヲ)には逃げられ、親に金の無心をするが断られて、自暴自棄に拍車がかかり……。

長澤まさみがすごく上手くて、息子を怒鳴って服従させる演技や、何よりその目付きが。
子どもなんてどうなろうと知ったことか、みたいなセリフを吐くときの目付きが、ビー玉みたいな目で怖いのなんのって。
気だるげに煙草をふかすシーンも堂に入ってたし。

そして男たちの途轍もないだらしなさ。
ちょっと長澤がエロい視線を投げただけで、手もなく引っ掛かるんだもの。

これ、実話をもとにした映画らしいですが、息子も息子だわ。
もうババア(息子からみたら祖母)をヤって金を盗るしかないね、とつぶやく母親に従うってどうなのよ。
事件後も母親をかばって全部罪をかぶってしまうし、んもう理解不能。
シャバにいても良いことないし、ムショのほうが3食たべられて本も読めるって……そっちは分かる気もするけど。

ラスト、母親は後悔してるのか? うーん、してないよね。
という救いのない話。
見なければよかった。

柚木麻子(新潮社)

婚活サイトで知り合った男性3人を殺害した容疑で逮捕された、梶井真奈子。
彼女の取材を始めた記者である里佳。
面会するたび、梶井の言動に翻弄され、次第に我を忘れてゆく里佳に、友人や恋人は危機感を抱くが……。

実際に起きた首都圏連続不審死事件をベースにしていて、梶井真奈子とは木嶋佳苗のことである。
事件が明るみに出た当時、世間はなぜ美しくも若くもない彼女が、複数の男性を騙せたのかと疑問に思った。
本書にあるその答え(らしきもの)は、彼女の貪欲さだ。
食べたいものを食べ、したいことをする、それが自分を女神たらしめ男性を惹きつける。
その自信になぜか打ちのめされた。
世間の女性たちが必死になってダイエットや自分磨きをしているのは無駄なのか? と。

梶井の対極にあったのが里佳だ。
女性らしさを嫌い、キャリアを積んできた彼女にとって、梶井は脅威だった。
しかし里佳には梶井が持つことができなかった、友人である伶子との女性同士の深い絆があった。伶子の暴走に戸惑うこともあった里佳だが、根底にあるのは信頼感、2人の友情には胸が熱くなった。

初めて読んだ作家だったが、語尾の長音記号や「!」の多用が気になった。
時代かなー。
70点

今日カルディに行ってコーヒーを買いました。
スタンプ2倍の日だわ、と思ってはりきってカードを出して、ポッケにしまったつもりが落としてしまったようです。
はーーーーショック。
数年かけてためたスタンプが、ぱぁ。
もうカルディでコーヒーは買わないぞ、ちくしょー(見事なやつあたり)
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ドラマが次々と最終回を迎えております。
以下、ネタバレありです。








「ドリームチーム」(NHK)
山口紗弥加が主人公で、美人なんだけど何か影が薄いのよね。
このドラマでは大人しかったのに急にはっちゃけてみたり、が何か白々しく感じました。
あと、恋愛に発展しそうな場面でも「何も気付かない天然さん」のような描写が古臭かったかな。
うん、全体的に古臭かった。

「にじいろカルテ」(テレ朝)
毎回涙するシーンがあって、でもコミカルなシーンも多くて泣き笑いしました。
高畑充希、井浦新、北村巧海、みんな上手かった。
ラストもすごく良かったです。
真空先生、絶対病死するんだろうな、泣く準備は出来てるぜと思ったけどまさかの復帰だったし。
しかし西田尚美ってよく見るよね、脇役でこういう感じのオバサンって彼女しかいないのかしら。

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