忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38]  [39]  [40]  [41
ドニー・アイカー・著、安原和見・訳(河出書房新社)

1959年。冷戦下のソ連で起きた遭難事故。9人もの登山チーム全員が死亡、しかも目を覆いたくなるような死に様だった。
50年以上経った今現在でも、謎が深まるばかりのこの事件。
米国人の著者が真実に迫るドキュメンタリー。

事件当時の話と、著者が取材をしている現代の話が交互に語られ、しかも登場人物がかなりの数に登るため、最初は戸惑った。
しかし読み進むにつれ、若い登山者たちのいきいきとした描写や、対比するように明らかになっていく不気味な事件の真相に引きつけられた。
雪崩、現地人による殺害、仲間割れ、UFO、熊……すべての可能性を精査し、ひとつひとつ潰していく。その気の遠くなるような過程に挑み、最後には矛盾のない結論にたどりつく。
著者の努力は察するに余りあるが、その結論は少し地味だった。真相とは得てしてそういうものだろうが。

しかしソ連(ロシア)という国には本当に嫌悪感しかない。
指導者が変わっても強制収容所が存在し続け、体制側に反抗する者はどんどんそこへ送り込まれた。
この作品の2012年の記録にこうある。登山チームから途中脱落して生き延びたユーディン氏の証言だ。
(スターリンの時代は)貧しかったが何でも安くて暮らしやすかった。しかしプーチン政権下では国民はプランクトンも同然だ。金がすべて。エリツィンが悪いんだ。

さらに10年経った今、プーチンは。ため息しか出ない話である。
90点

PR
Amazonで観ました。
雨が降りやまないある夜。交通遮断された人々が、ひと晩の宿を求めてモーテルへとやってくる。
交通事故を起こしてしまった男と、けがをした被害者の女性とその夫と息子。
ほかには売春婦やカップル、警察官と囚人など。
電話もつながらず途方に暮れる彼らだったが、その夜一人目の犠牲者が出る。
殺されたのは交通事故の加害者男性が運転手をつとめていた女優だった。
騒然となるモーテル内、それは惨劇の始まりであった……。

一人、また一人と殺人が起きてゆくのが何とも恐ろしかったです。
夜だし、外はずーっと大雨だし、とにかくすべてが暗いのよ。
でもって殺され方が残虐なのよ、何もそんなんしなくても、の連続。












気付くかな? って気がしました。私はえ!? ってなったけどね。
まぁ多重人格モノでいったらリチャード・ギア主演の「真実の行方」が有名ですけど、そのオチに比べるとちょっと弱いかなーと思いました(何様)

てか、子役の男の子、大丈夫?
シックスセンスとかオーメンでも思ったけど、こんなに小さい子にこんな演技させてさぁ。
ってオバチャン心配になっちゃったよ。

今日は初出勤日です。
昼休みなうです。
こうしてネットも自由に使えるし、今日は所長は不在で女性4人、とーってもいい雰囲気でございます。
来てみてわかりましたが、ペットボトルのお茶やらコーヒーやらは飲み放題。
事務用品はぜーんぶ揃っていて、指サックまでもらえましたぜ。
出勤時間も今日は10時に来ましたが、ちょっとあまりに遅いので9時半にしてもらいました。
通勤費も出るし、駐車場も会社で契約してくれてタダ。
しかも駅チカなので、今後どこかへ電車で遠出するときはここの駐車場に停めて行けるわー。
今まではコインパーキングに停めてて、空いてるかな? 数日停めるのは不安だな、とかいろいろあったけど解決よー。

恵まれすぎてて私なんだか怖いの。

Amazonで観ました。
何かとツキのない人生を送ってきたジョージ。それでもクサらず生きてきた。
がしかし、クリスマスの夜に大事件が起き、さすがのジョージも自暴自棄になり自殺しようとするが……。

古いモノクロ映画でしたが、すっごく面白かった!
こういう素直な映画は良いやねぇ。
ジョージのもとに2級天使が現れて、ジョージが生まれなかった世界を見せるという展開も良かった。
溺れかけた弟を助けたけど、ジョージがいないから弟は幼くして亡くなった。
調剤を間違えた薬屋さんを助けたことがあったけど、ジョージがいないから間違った薬を飲んだ人が亡くなった。
美しい妻を娶り可愛い子どもも4人生まれたけど、ジョージがいないから妻となる女性はずっと独身だった……etc etc
つまらない人生とジョージは思っていたけど、人は人に生かされている、死んでいい人なんていないよって話だ、うん。
しかし。
私は思ったよ、ジョージは本当に善人でいいことばっかりしてきたから蜘蛛の糸がするすると降りてきたけれど(それはまた別の話)、私が生まれなかった世界を見せられても失望して終わりだよ、って。

それは置いておいて。
















泣いたわ。
お金を紛失したことを知った街の人々が、持ち寄ったお金をジョージに寄付するシーン。
良かったよぉ。良かったねぇ。

しかしこの時代の主演って全部ジェームズ・スチュワートじゃね?
かっこよくて演技も上手いけど、みなさん飽きなかったのかしら。

Amazonで観ました。
美貌と実力を兼ね備えたロビイストのエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)。彼女は銃規制に反対する大企業から、銃規制に賛成する小さなロビー会社へと転職する。議会で銃を規制する法案を通すために、彼女と同僚たちはあの手この手で票を獲得するために奔走する。
大胆で非情なスローンのやりかたに各方面から非難を浴びるが、彼女の信念は揺らぐことはなく……。










どんでん返しといえばこの映画! というランキングであちこちでランクインしていたので観てみました。
すごく面白かったので観て良かったけど、そこまでのもんか? という気持ち。
どんでん返されるってことは、一度窮地に陥ってラストは……ってことだよなぁ、やっぱりなぁって。
その手段は「おお!」って思ったけどさ。

ロビイストって職業が馴染みがないせいか、スローンがどうしてここまで熱くなれるのかがよくわかりませんでした。
薬で睡眠時間を削って、あちこちに敵を作って、気晴らしは男娼を買うことってあなた。
スローンの独善的な言動は、スカッとする部分と引いちゃう部分があったかな。

そして誰も彼も私利私欲なんだなーと改めて思いました。
何のために銃を規制するのかしないのか。そこがすっぽり抜け落ちて、どちらが自分の立場に有利に働くのか、だけ。
ひるがえって日本の政治家だって裏で言っていることを全部バラされても平気な人っているかな? いて欲しいけどね。

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[10/23 まきまき]
[10/23 もか]
[10/06 まきまき]
[10/06 ぴーの]
[08/31 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]