下村敦史(集英社)
相場師として名をはせた父親の巨額の遺産。
それを喉から手が出るほど欲しい兄姉3人。
父親が失踪してもうすぐ死亡認定が出るというそのとき、父親のブログが突然更新される。
はたして父親は生きているのか?
初めて読んだ作家だったが、どんでん返しの部分は面白く読めた。
しかし人物の造形が雑。特にアンティークショップを経営する美智香がいただけない。
やっすいドラマに出てくるヒステリックな女性を、何の工夫もなく登場人物として描きました、といった感じ。
それからお手伝いの愛子の印象も揺れすぎだと思った。
トリックの都合上こういう描き方になったのであろうが、それにしても、である。
さくさく進むストーリーは読みやすくはあったが、読み終えたら残るものがあまりない作品だった。
55点
相場師として名をはせた父親の巨額の遺産。
それを喉から手が出るほど欲しい兄姉3人。
父親が失踪してもうすぐ死亡認定が出るというそのとき、父親のブログが突然更新される。
はたして父親は生きているのか?
初めて読んだ作家だったが、どんでん返しの部分は面白く読めた。
しかし人物の造形が雑。特にアンティークショップを経営する美智香がいただけない。
やっすいドラマに出てくるヒステリックな女性を、何の工夫もなく登場人物として描きました、といった感じ。
それからお手伝いの愛子の印象も揺れすぎだと思った。
トリックの都合上こういう描き方になったのであろうが、それにしても、である。
さくさく進むストーリーは読みやすくはあったが、読み終えたら残るものがあまりない作品だった。
55点
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