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よしなしごとども 書きつくるなり
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診察時間の前に処置するということで、朝8時半ごろ病棟から耳鼻科へ。

診察用の椅子に座って、医師に
「あの……痛いですよね?」
と聞くと
「うん、痛い。そっとやるけど」。

そして医師が鼻のガーゼをピンセットで抜き始めた。
激痛がおそってくる。
「あ゛ぅぅぅぅぅ」
と思わず声が出る激痛。

「右は抜いたよ、次は左ねー。はい、これで最後。次に止血用の薬を塗ったガーゼを入れるね」
と医師。
何で鼻の穴は2つもあるんだよ、ちくしょー。

たぶんほんの数分の処置だったと思うが、永遠にも感じられた。
きっと地獄には、血の池地獄やら、針山地獄やら、鼻ガーゼ抜き取り地獄があると思う、うん。

止血用ガーゼを入れた時点で、あまりの痛さに貧血を起こしてしまった。
「き、気持ち悪い……」
と訴えると、医師は椅子をフルフラットにして、私の脚を肩に担いだ。
「血圧測って!」
「80の50です」。
ひぃぃぃ、何その聞いたことない数字、あたしゃ高血圧なんだからね。

しかし無情にも処置は続く。
顔色が戻ったところで、お次は止血用ガーゼを抜く→再度貧血を起こす私。
気持ち悪すぎて、耳まで聞こえないー。

徒歩で耳鼻科に来たのに、帰りはストレッチャーで病室に運ばれた。
点滴をされて、何とか持ち直す。
その後は痛みはあるものの、出血もなく、経過は良好。
ということで、翌日の退院が決まった。

2月13日。
午前中に退院。
入院は16日間であった。
**************************

今後は通院の話などを書きたいと思います。
あ、会社もえらいこっちゃだったんだ……それもまたいつか。


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手術は2時間ほどで終わり、気付いた時には病室のベッドの上だった。
目覚めた瞬間から鼻がズキズキと痛み、それ以上に苦しかったのが喉。

事故から1週間、ずーっと口呼吸だったため喉は常に乾燥し、荒れていた。
くわえて手術中の気道確保のため気管にチューブを挿入されたせいか、喉にものすごい違和感があって、えずきまくり。
鼻のためには安静にしたいところだが、嘔吐(と言ってもほぼ何も出ない)が止まらず、ぽたぽたと鼻出血、涙もだだ漏れ。
出せる液体は全部出しますキャンペーンかよ。

「事故ったときよりつらいですーーーー」
と医師に訴えるも、喉に異物等はなく、痛み止めでしのぐしか手がない、と。

苦悶の数時間を経て、夜にはやっと症状が治まってきた。
耳鼻科の医師の説明によると
「手術は成功しました。1週間後にはガーゼも取れるでしょう。でも事故直後の3倍くらいのガーゼが入ってますから、痛みはあると思います」。
う、うん、3倍くらい痛い。

鼻の上には、本を開いて伏せたような形状の、小さなギプスがのっていた。顔を縦断するように、テープで×のかたちに留められていて、つかまった指名手配犯のよう。

そして術後は熱が出ることも多いらしく、私も38度前後をいったりきたり。
眠れぬ夜を過ごして翌日。
朝からふつーにご飯が出たので、痛み止めで胃を荒らさないよう、がんばって少し食べる。
その後数日は微熱が続き、鼻の痛み、頭痛もあってしおしおになっていた。

看護師はみんな優しかったが、やっぱり気が利く・利かないの差はあって、言わなくても氷枕をもってきてくれたのは若い男性看護師だった。
マスク着用で目しか見えなかったが、涼しげなきみの瞳を、私は忘れないよ。

そしてまた1週間後。
いよいよ鼻に詰めたガーゼを抜く日がやってきた。
ぎっちり詰まっているものを麻酔もなく抜くって、どう考えても無理があるよね? どんな拷問?

(つづく)

加害者は、みたところ自分と同じくらいの歳(あとで2歳下と判明)の女性だった。

ダンナから前もって
「相手はオバサン。事故のときいちおう『怪我はないですか?』って聞いたのに、呆然自失って感じで返事もなかった。翌日には夫婦で謝罪にきた。うちと同じように子どもを駅まで送って行った帰りだったんだって。家も近いらしい」
と聞いていた。

病室にきたときも終始泣きそうな表情で、「すみませんでした」を繰り返していた。
「よそ見してた?」
と聞いたら、
「はい……バッグの中を見ていて、気付いたらぶつかってて」
「そうですか。んー、他人事じゃないなぁ。車がないと生活できないところだし、今後はお互い気を付けましょうね」
「はい……」。
そんな感じで会談終了。
このあとどんな痛いことが待っているかも知らずに、紳士的な態度(自分で言うな)で応対した私。

翌日、個室に空きが出たため、移動。
まーこれが良かった。
12畳ほどの広さがあって、洗面台はもちろん、トイレ、シャワー、ロッカー、応接セット、テレビ・冷蔵庫(有料)付き。
ご飯もけっこうおいしかったし、温度は一定だし、痛みさえなければずーっと暮らしたいくらいの快適さ。

次第に鼻、首の痛みもマシになってきていた。
ロキソニンを飲めばしのげる、というレベルだが。
腫れてるわ、皮下出血してるわで、赤、紫、黄色が入り乱れるすごい顔だったが、そんなことを気にする余裕はなかった。

2月5日。
事故から一週間経ち、いよいよ手術。
「鼻骨骨折整復術」というもので、鼻の中にごついペンチのようなものを入れて鼻を持ち上げ、鼻骨を元の位置に戻し、ガーゼを詰めてしばらく固定する、というもの。

全身麻酔だが、腰にする痛い麻酔はなし、浣腸も導尿もなし。
ってことで「楽勝だね」と思った私。
数時間後、その甘い考えは打ち砕かれることになる。

(つづく)


16日間の入院を経て、今日退院しました。
まだギプス着用ちうですが、この体験を忘れないうちに書いておきます。
********************

1月29日の朝。
自宅前の道路で、右折しようと停止したその瞬間、後続の普通車に追突された。
(たぶん相手の車はノーブレーキ、私の車はもちろん、相手の車も廃車となった)

車は数メートル引きずられ、私はハンドルに顔をしたたか打ち付け、鼻血があふれ出た。
痛い、というより顔が痺れて熱い、という感覚だった。

これはヤバいと思って車から降り、自宅に駆け込んで、出勤前だったダンナに
「事故ったーーーー、救急車呼んで!」
と訴えた。
「え!? な? うわっっっ」
とパニクるダンナ。

ほどなくしてやってきた救急車で近所の病院に搬送された。
処置室で止血処理(ガーゼを鼻に詰め込む)をしてもらい、あとはいろいろな検査。
医師から
「鼻骨が折れてます。バラバラになってますねー。あと鼻中隔もぽっきり。腫れもひどいし。入院して、腫れがひいたら手術しましょう」
との説明を受ける。

搬送された病院は、どんな急患も受け付けます、という病院ではなかったが、たまたま耳鼻咽喉科、整形外科の先生がいる時間だったので、ここになったもよう。
手術のための道具をあわてて発注していて、ちと不安がよぎる。

病室は、最初は4人部屋。
私以外の3人はおばあさんといった年齢の方々で、ずーっとしゃべっていた。
私は痛いわ、口呼吸で息苦しいわで、会話にはほとんど参加せず。
ってそんな理由がなくてもきっと参加しないけどね。

入院した翌々日に、加害者の人が病院に来た。

(つづく)

昨日の朝、娘を駅まで送って行った帰り、家の目の前で、後続車に追突されました。
顔面をハンドルに打ちつけ鼻骨骨折、つかこなごなになっちったらしい。
鼻、なくなりました。

人生4回目の(乗りすぎ)救急車で病院に運ばれ、入院しました。
来週、腫れが引いたら全身麻酔で鼻の形成手術を受ける予定です。
以上、ご報告まで。
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