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月の部屋で会いましょう

レイ・ヴクサヴィッチ(東京創元社)

34の短編が収められている作品集。
幻想的だったり、近未来的だったり。面白くて胸躍るようだったり、全然つまらなくて読み飛ばしたり。

『次善の策』を紹介しよう。
死んだら遺体は宇宙へ打ち上げてほしいと言い残して亡くなったティム。恋人だったデボラは、彼の望みを何とかかなえようとするが……。
とんでもない遺言のおかげで、残された者が苦労するというブラックユーモアだと思われるが、最近では本当に宇宙葬なるものがあるようだ。
遺体ではなく遺灰? のようだが、肉体は滅びても永遠に宇宙空間を漂っていたい、ということだろうか。
それ、意味ある?

他には、自分のいびきを録音しようとしたら、おかしな声が入っていたため、その正体をつきとめようと悪戦苦闘する『ささやき』も面白かった。
65点

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