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たったひとつの冴えたやりかた

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(早川書房)

 16歳になったコーティーは、自ら宇宙船を駆って銀河へ飛び立った。意気揚々と向かった宇宙で彼女を待ち受けていたのは、脳の中にエイリアンが入り込むという、摩訶不思議な体験だった……。

 自分の頭から別人の声が聞こえる。それが幻聴じゃないとコーティーは速やかに判断したが、自分だったらパニックになりそうである。
 基本的には聡明で気のいいコーティー。だがそこはそれ16歳、彼女の感情はくるくると変化する。好奇心で突っ走ったり、虚勢を張ったり、不安でいっぱいになったり。少し生意気だけれど、読み進むうちに彼女を応援する気持ちになっていった。
 だから結末は……ってこれ以上は書けないが、SFにしてはウエットな作品であった。
65点

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