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子どもたちのいない世界

フィリップ・クローデル(みすず書房)

 20の小さな物語が収められている。
 『お話、お話』が良かった。
 おじいちゃんが孫たちにお話を聞かせてあげようとする。が、孫たちは何かといちゃもんを付けて、おじいちゃんの出鼻を挫く……。

 やりとりが軽妙で思わず頬がゆるんでしまった。面白い話をねだられて、ウ○チ話を始めたおじいちゃん。下品だとなじられしょんぼりする姿が目に浮かぶようであった。
 説教臭い話や訳が分からない話も中にはあった。が、前述したようなおかしみのある話、ファンタジックで哀愁のある話などもあって、まさに玉石混淆の一冊であった。
65点
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