ジャック・リッチー(晶文社)
17の短編が収められているが『歳はいくつだ』がよかった。
街にはびこる冷淡で無礼な人々。彼らはある男にこう尋ねられる。「歳はいくつだ?」。
「罪」に対する「罰」が重過ぎる。なんて固いことは言いっこなし、主人公の懲悪っぷりには胸がすく思いだった。だいたいこういう失礼な輩は、今までも、そしてこれからも罪を重ねていくこと必至、だったら早めに成敗したほうが良い。
他に、タイムマシンで殺人の現場を見られた男が、そのタイムマシンを手に入れようとするが……表題作『クライム・マシン』や、刑務所に入るために殺人を犯した男の末路を描いた『殺人哲学者』も面白かった。
85点
17の短編が収められているが『歳はいくつだ』がよかった。
街にはびこる冷淡で無礼な人々。彼らはある男にこう尋ねられる。「歳はいくつだ?」。
「罪」に対する「罰」が重過ぎる。なんて固いことは言いっこなし、主人公の懲悪っぷりには胸がすく思いだった。だいたいこういう失礼な輩は、今までも、そしてこれからも罪を重ねていくこと必至、だったら早めに成敗したほうが良い。
他に、タイムマシンで殺人の現場を見られた男が、そのタイムマシンを手に入れようとするが……表題作『クライム・マシン』や、刑務所に入るために殺人を犯した男の末路を描いた『殺人哲学者』も面白かった。
85点
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