ロアルド・ダール(早川書房)
短編集。
『南から来た男』が良かった。
見知らぬ老人が「私」に賭けを持ちかけてくる。彼が負けたらキャディラックをくれるという。あいにく賭けるものが無いと言うと、彼は意外な提案をするのだった……。
ライターで十回、ミスすることなく火を付けるという、その勝負のシーンでは思わず固唾を呑んだ。「ワン!」「ツウ!」とカウントが増えていくにつれ、高まる緊張感。その後に続く、背筋が寒くなるようなオチ。すばらしかった。
他に、五十年振りに再会したいじめっ子に、一泡吹かせてやろうと企む男の話『韋駄天のフォックスリイ』も面白い作品だった。苦笑を誘われた。
75点
短編集。
『南から来た男』が良かった。
見知らぬ老人が「私」に賭けを持ちかけてくる。彼が負けたらキャディラックをくれるという。あいにく賭けるものが無いと言うと、彼は意外な提案をするのだった……。
ライターで十回、ミスすることなく火を付けるという、その勝負のシーンでは思わず固唾を呑んだ。「ワン!」「ツウ!」とカウントが増えていくにつれ、高まる緊張感。その後に続く、背筋が寒くなるようなオチ。すばらしかった。
他に、五十年振りに再会したいじめっ子に、一泡吹かせてやろうと企む男の話『韋駄天のフォックスリイ』も面白い作品だった。苦笑を誘われた。
75点
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