よしもとばなな(新潮社)
よしもと氏の公式サイトで書かれていた日記をまとめたのが本書。
人気作家の日常は、かなり面白く読むことができた。ショッピングで燃えたり、おいしいお店を見つけて喜んだり。けっこう普通? と思ったり、でもお金の掛け具合は、やはり普通じゃないなと思ったりした。
ただひとつ、次の話はかなり疑問に思った。
奈良県のとある銭湯に行ったときのこと。彼女は小さな入れ墨があるそうなのだが、その銭湯では「入れ墨お断り」だった。それまでどこへ行ってもバンドエイドで隠せば入れてもらえた。だがそこでは断固として入れてもらえなかった。
彼女はひとり別室で、同行した人たちを待つはめになった。
という話なのだが。よしもと氏はその銭湯を実名で(許可はとったらしい)、かなりの勢いで非難しているのだ。
しかも複数の人にこの話をし、同意をもらって喜んでいる。
私はこれでよしもと氏がすっかり嫌いになった。入れ墨を入れた時点で、銭湯には入れないことを自覚すべきであろう。
また客なのだから、ある程度のルール違反は目をつぶれという論理。加えて従業員に向かってどなり、論破したことを得意げに書いている点。どれもこれも傲慢としか言いようがない。
あくまで屈しなかった銭湯側を、私は賞賛したい気持ちである。
20点
よしもと氏の公式サイトで書かれていた日記をまとめたのが本書。
人気作家の日常は、かなり面白く読むことができた。ショッピングで燃えたり、おいしいお店を見つけて喜んだり。けっこう普通? と思ったり、でもお金の掛け具合は、やはり普通じゃないなと思ったりした。
ただひとつ、次の話はかなり疑問に思った。
奈良県のとある銭湯に行ったときのこと。彼女は小さな入れ墨があるそうなのだが、その銭湯では「入れ墨お断り」だった。それまでどこへ行ってもバンドエイドで隠せば入れてもらえた。だがそこでは断固として入れてもらえなかった。
彼女はひとり別室で、同行した人たちを待つはめになった。
という話なのだが。よしもと氏はその銭湯を実名で(許可はとったらしい)、かなりの勢いで非難しているのだ。
しかも複数の人にこの話をし、同意をもらって喜んでいる。
私はこれでよしもと氏がすっかり嫌いになった。入れ墨を入れた時点で、銭湯には入れないことを自覚すべきであろう。
また客なのだから、ある程度のルール違反は目をつぶれという論理。加えて従業員に向かってどなり、論破したことを得意げに書いている点。どれもこれも傲慢としか言いようがない。
あくまで屈しなかった銭湯側を、私は賞賛したい気持ちである。
20点
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