山本周五郎(新潮社)
短編集。うまい。どれもこれも示唆に富んだ、すばらしい作品ばかりである。金言に満ち溢れている。
歴史の中に埋もれてしまった女性達。名を遺すこともなかった彼女達に光をあてて、賞賛に値する生き方を描きだしている。
つつましく清廉な彼女達は、時代を変える、底知れぬ強さを併せ持っていたのである。
ところで「桃の井戸」という作品のなかで次のような言葉が出てくる。
「あなたはものごとを力んで考え過ぎますよ、もっと気持ちを楽に……」。自分に言われたのかと思った。
85点
短編集。うまい。どれもこれも示唆に富んだ、すばらしい作品ばかりである。金言に満ち溢れている。
歴史の中に埋もれてしまった女性達。名を遺すこともなかった彼女達に光をあてて、賞賛に値する生き方を描きだしている。
つつましく清廉な彼女達は、時代を変える、底知れぬ強さを併せ持っていたのである。
ところで「桃の井戸」という作品のなかで次のような言葉が出てくる。
「あなたはものごとを力んで考え過ぎますよ、もっと気持ちを楽に……」。自分に言われたのかと思った。
85点
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