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よしなしごとども 書きつくるなり
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柳 広司(角川書店)

 昭和12年、陸軍内に極秘裏にスパイ養成学校が設立された。それにまつわる5つのエピソード。
 『ロビンソン』がよかった。
 ロンドンに潜入していたスパイ・伊沢は、敵国のスパイに拉致される。絶体絶命のピンチで伊沢がとった行動とは。

 スパイといえばマット・デイモン演じるボーンシリーズが思い浮かぶが、あのような派手さ、スピード感はこの本にはまったく無い。
 だが本物のスパイというのは、この作品にあるような活動をしているのかもしれない。そう思わせるリアリティーがあった。
 誰も殺さない、自殺もしない。透明な存在たれ。結城中佐(スパイ養成学校の発案者)の言葉こそがその真髄を表しているようだ。
80点

ワタシの一行
この連中を動かしているものは、結局のところ
――自分ならこの程度のことは出来なければならない。
という恐ろしいほどの自負心だけなのだ。(文庫本 P.31)

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