望月諒子(集英社)
文芸誌の編集長である三村は、あるとき広瀬と名乗る医師からの連絡を受ける。彼の患者が突然小説を書き始めた、患者は三村のことを知っていて、彼に原稿を送ると言っているという。
小説のタイトルや内容を聞いて、三村は愕然とする。それは失踪したある作家志望の女性が、以前彼に見せたそれと同じだったのだ……。
途中まではホラーの匂い漂うストーリーなのだが、ミステリーらしいオチもあり、霊が、怨念が、というただ怖いだけの話ではなかったのが良かった。
ただ、いろいろな要素が絡み合って……失踪した女性の行方、盗作疑惑、幼児誘拐事件……少々盛り込みすぎの感がある。作中作の引用もしつこ過ぎる気がした。
75点
文芸誌の編集長である三村は、あるとき広瀬と名乗る医師からの連絡を受ける。彼の患者が突然小説を書き始めた、患者は三村のことを知っていて、彼に原稿を送ると言っているという。
小説のタイトルや内容を聞いて、三村は愕然とする。それは失踪したある作家志望の女性が、以前彼に見せたそれと同じだったのだ……。
途中まではホラーの匂い漂うストーリーなのだが、ミステリーらしいオチもあり、霊が、怨念が、というただ怖いだけの話ではなかったのが良かった。
ただ、いろいろな要素が絡み合って……失踪した女性の行方、盗作疑惑、幼児誘拐事件……少々盛り込みすぎの感がある。作中作の引用もしつこ過ぎる気がした。
75点
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