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シャドウ

道尾秀介(東京創元社)

 母親を癌で亡くした凰介は、父親と二人暮らしとなる。その直後、幼なじみの亜紀の母親が自殺を遂げ、亜紀も交通事故に遭う。次々に起きる事件に、小学五年生の凰介は混乱するが……。

 読みやすくて分かりやすくてどんどん読めてしまったが、読了したとき引っ掛かる点がいくつかあった。
 凰介がときどき見る幻覚のようなものが描かれていたが、これは必要なエピソードだろうか。記憶とは曖昧なものだという意味で入れられた話であろうが、あまりにも思わせぶりというか、大げさ過ぎる気がした。
 終盤の屋上での事件にも疑問が残った。その夜、偶然にも「そこに居合わせた」? 偶然にもほどがあるだろう。
70点
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