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たまご猫

皆川博子(早川書房)

 こういう怖さは、ちょっと新鮮だった。人が何人も死んだり、血がどばぁってのも怖いけど、この世のものならぬ不思議な現象というのもじわじわと恐怖感が募ってくる。

 短編集だが、私が気に入ったのは「骨董屋」。未来がこんなふうに「ヒント」を出してくれたら助かる、というか苦労はしない。
 逆にいまいちだったのは「たまご猫」。設定も会話もとてもリアリティがある話なのに、ラストがあまりに現実離れしすぎだと思う。タイトルが変わってて「どんな話なんだろう」と期待が膨らみすぎたのが敗因か。
65点
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