光野桃(文藝春秋)
はじめの数ページに、写真付きでベーシックアイテムが載っている。白シャツ、傘、トレンチコートなど。定番っていいな、と素直に思わせてくれるすてきな写真であった。つかみはOK、本文にも参考になる話がたくさんあった。
装い、なかでもベーシックなものについて語られたエッセイ。
はじめの数ページに、写真付きでベーシックアイテムが載っている。白シャツ、傘、トレンチコートなど。定番っていいな、と素直に思わせてくれるすてきな写真であった。つかみはOK、本文にも参考になる話がたくさんあった。
黒い服ばかり選んでしまう人は、全身を黒以外のワントーンでまとめてみるところから始めよう、とか。
香水を流行で買うなんてもってのほか、香水は肌の香りそのものなのだから、とか。
外見とは思いやりである、自分のことを瞬時に相手に分かってもらうために、自分らしい外見を作ろう、とか。
いざ実践するとなると難しいかもしれない。が、頭の片隅に置いておいても良さそうではある。
75点
ワタシの一行
「やっと見つけた似合う服は、捜し求めていた親友みたいな暖かい存在だ」(文庫 P.83)
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