忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[827]  [898]  [550]  [826]  [897]  [825]  [549]  [896]  [824]  [548]  [895
松本清張(新潮社)

 五つの短編が収められているが、表題作『巨人の磯』が面白かった。
 茨城の大洗海岸。死後二週間と目される膨張した死体が漂着する。捜査線上に一人の男が浮かぶが、彼にはアリバイがあった。そこにはどんなトリックが?

 私事であるが、大洗といえば海水浴にも行ったことがある。また、被害者の別荘があるという五浦海岸もよく知っている場所である。それらのことが相まって、まるで現実に起きた事件のように、興味深く本書を読んだ。
 もちろんストーリーも良かった。次々に謎を読者に広げて見せ、最後の最後ですぱっと事件を解決する……清張らしい、引き締まった短編であった。
75点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1
3 5 6 7 8 9
10 12 13 14 15
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[11/06 まきまき]
[11/06 もか]
[11/06 まきまき]
[11/06 もか]
[11/02 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]