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一次元の挿し木

松下龍之介(宝島社)

義理の妹・紫陽が行方不明となって4年。悠は大学院生となっていた。
あるとき彼の研究室に持ち込まれた200年前の人骨。DNA鑑定をすると紫陽と同一という結果が出て……。

時系列あちこち系って読んでて疲れるけど、この作品は章ごとに「九年前」等の記載もあって分かりやすかったです。
でもって謎解きの部分はタイトルが重要な役割を果たしていて「へぇぇ(感嘆)」と思いましたです。

ただ細部がなあ。
悠は「息をのむほどの美青年」って。
それ、必要かな。
紫陽も、失踪する前の描写がどうにもあざとくて白けたな。
男にはウケるけど同性からみると……ってタイプ。
男性作家のミステリーにありがちな設定ではあるけどね。
80点

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