忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[830]  [553]  [552]  [829]  [900]  [828]  [551]  [899]  [827]  [898]  [550
万城目学(筑摩書房)

 小学一年生のかのこちゃん。彼女の家に居ついている猫のマドレーヌ夫人。一人と一匹の視点で描かれた、愉快でちょっと悲しい物語。

 初めて著者の作品を読んだが、とてもとても面白かった。あまりの面白さに他の著作を読むのが怖くなった、失望するのが怖いというか。
 かのこちゃんの描き方が、まず良い。友だちになりたい子に、なかなか近付けないもどかしさ。難しい言葉を覚えては、使ってみたくてうずうずする気持ち。子どものなかにある、そんな微妙な心情を鮮やかに描き出している。
 マドレーヌ夫人と、柴犬の玄三郎のやりとりも良い。夫婦(そう、二匹は紛れも無く夫婦なのだ)としての優しさに満ち溢れている。
 終盤では悲しい事件が立て続けに起こるが、でも、それぞれの事件のしっぽには……陳腐な言葉だけれど……希望がぶら下がっているような気がして、明るい気分で読了できた。
95点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[03/25 まきまき]
[03/25 もか]
[03/25 まきまき]
[03/25 ぴーの]
[03/13 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]