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ツ、イ、ラ、ク

姫野カオルコ(角川書店)

 とある田舎町の小学校。2年2組の少女たちは、泣いたり笑ったり、嫉妬したり妄想したりしながら成長していた。
 やがて彼女たちは中学生になり、恋を知り、性欲を知る。特に精神的に早熟だった準子は、河村という教師に興味を持つようになり……。

 子供たちは「こんな子、確かにクラスにいた!」と思わせるリアルさを持っていた。暴君な女ボス・統子。一人が好きな準子。なんでもそつなくこなす太田君。キザな転校生の佐々木君。小学生時代の自分はどの子かな? と思わず夢想するほどだった。
 ただ中学以降のストーリーは、過激すぎて面食らってしまった。準子の一連の事件もそうだが、美しい小山内先生の美しくない過去は、不気味ささえ感じてしまった。
75点
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