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逃亡作法

東山彰良(宝島社)

 近未来の刑務所では、囚人たちの首にマイクロ・チップが埋め込まれていた。逃亡を図ると、それが作動して眼圧が急上昇し失明する仕組みになっていた。
 あるとき刑務所にテロリストが乱入し、所内は大混乱に陥る。それに乗じて脱走を企てた囚人たちの運命は。

 設定は面白いが、設定だけが面白い、とも言えそうだ。主人公が危機に陥ったり脱したりと、胸のすく展開はあるが、状況の描写がかなり分かりづらい。誰のセリフなのか、誰の行為なのか、わざとはぐらかすような書き方で、次第に嫌気が差した。
 主人公も都合のいいときだけ熱くなるイヤな奴だが、これは男性が読んだら違う意見を持たれそうではある。
65点
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