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傍聞き

長岡弘樹(双葉社)

 4つの短編が収められている。
 表題作の『傍聞き(かたえぎき)』を紹介しよう。
 刑事である啓子は小学6年の娘・菜月と2人暮らし。何かと反抗的な娘だが、啓子は近所で起きた窃盗事件のこともあり、娘のことを心配するが……。

 他の3編もそうなのだが、途中でトリックが分かってしまった。私のような鈍感人間に分かるということは、つまり、そういうことであろう。だが、いずれの作品も人情物語の側面を持っており、がっかり、のち、じーんとした。
 という感想が書ければよかったのだが、人情の部分が、どことなく古臭いというか既読感のある話が多かった。
 帯や解説で絶賛されていたので、期待が膨らみ過ぎたのかもしれない。
60点
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