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がっかり行進曲

中島たい子(筑摩書房)

 ぜんそく持ちの実花。小、中、高と病気とともに成長する彼女。ぜんそくのせいで諦めざるを得ないことも多かったけど、それでも、がっかりしながらも実花は生きてゆく……。

 これは共感できた。体調のせいで楽しい行事に参加できない自分、はいはい、こうなることはわかっていましたよ、という気持ちをまざまざと思い出した。
 あきらめ5割、あとは悲しみとくやしさと。それから自分がいなくても着々と進んでいく授業、学校というものに対する恐怖とか。

 あとは、自由人で美術的センスがあるのだが、ちょっと問題児の光樹くんの描き方もよかった。悪い子じゃないのになぁ、それじゃあクラスに馴染めないよねぇという男子、いるいる。
 残念だったのは教師の描き方。新鮮味ゼロ。重松清の読みすぎでは?
 それと誤字。3箇所は確実にあったな、まさにがっかり。
70点

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