忍者ブログ
ADMINWRITE
よしなしごとども 書きつくるなり
[773]  [689]  [772]  [771]  [448]  [770]  [688]  [749]  [748]  [769]  [768
新田次郎(新潮社)

 登山仲間である蜂屋と木暮。二人は八ヶ岳で、千穂という女性と出会う。
 彼女は、女流登山家は不細工である、という定説を覆す美女であった。だが彼女はまれに見る自分本位な人間であった。
 二人の男は、彼女に振り回されつつも、彼女に惹かれてゆく……。

 鼻持ちならない千穂にイライラし通しだった。
 彼女の学生時代のライバル、美根子という女性が登場するが、彼女は不倫していたり、好きな男性を姑息な手段で手に入れようとしたりする。
 でも千穂の性格よりまだ彼女のほうがマシな気がした。
 ところで、木暮が登山に向かう蜂屋に、ナイロンザイルを渡そうとするシーンがある。蜂屋は「前穂高でナイロンザイルの切断事故があった」という話をする。
 これは先日読んだ井上靖の「氷壁」のことであろう。
 作品どうしがこういうふうに繋がってゆくのはとても興味深い。
60点
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/30 まきまき]
[01/30 もか]
[01/23 まきまき]
[01/23 ぴーの]
[01/16 まきまき]
プロフィール
HN:
まきまき
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ Back To The Past ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]