岸本佐知子(筑摩書房)
エッセイ集。
エッセイ集。
『気になる部分』もだいぶ気に入ったが、これも甲乙つけがたい面白さ。
巻頭を飾るのは『才能』。レジで一番遅い列に並んだ人が優勝する競技があったら、きっと自分が優勝すると筆者は言う。
レジでの攻防が、微に入り細を穿ち描写されていて、そうそうそう! と激しく同意しながら読んだ。私の場合、おまけに「さっきまで込んでいたレジが、気付くと自分の後ろには誰もいない」競技でも優勝する自信がある。
レジでの攻防が、微に入り細を穿ち描写されていて、そうそうそう! と激しく同意しながら読んだ。私の場合、おまけに「さっきまで込んでいたレジが、気付くと自分の後ろには誰もいない」競技でも優勝する自信がある。
他にオススメとしては、ちょっとおしゃれ気分(!)でアロマに手を出したらこうなった、の『素敵なアロマ生活』とか。
「め」と「ぬ」は似すぎではあるまいか? といろいろなひらがなに思いを馳せた『やぼう』とか。
思わずにやり、ではなく本気で笑ってしまう一冊である。
95点
「め」と「ぬ」は似すぎではあるまいか? といろいろなひらがなに思いを馳せた『やぼう』とか。
思わずにやり、ではなく本気で笑ってしまう一冊である。
95点
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