角田光代(幻冬舎)
一人暮しの「私」の部屋に、夏休み中の弟がやってくる。弟は東京にいる彼女に会いに来たと言うが、どうも様子がおかしい。
タイトルはいけ好かない感じがしたが、内容は気に入った。若い作者だが、会話や比喩に浮ついた感じがなくて好感度大。「……ぽてぽてとジュース売り場まで歩いていく」なんて表現も私好み。
登場人物はみんな少しづつ変で、唯一マトモなのかと思った「私」も、いきなり「……私は恭一と寝た」。そこだけが生々しくて、全然ストーリーにそぐわない感じがした。
75点
一人暮しの「私」の部屋に、夏休み中の弟がやってくる。弟は東京にいる彼女に会いに来たと言うが、どうも様子がおかしい。
タイトルはいけ好かない感じがしたが、内容は気に入った。若い作者だが、会話や比喩に浮ついた感じがなくて好感度大。「……ぽてぽてとジュース売り場まで歩いていく」なんて表現も私好み。
登場人物はみんな少しづつ変で、唯一マトモなのかと思った「私」も、いきなり「……私は恭一と寝た」。そこだけが生々しくて、全然ストーリーにそぐわない感じがした。
75点
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