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ゆっくりさよならをとなえる

川上弘美(新潮社)

 エッセイ集。
 「あるようなないような」もかなり楽しめたが、このエッセイもまた、非常に面白かった。

 今回は、川上氏と私の共通点が判明した『わからないことなど』が、特に興味深かった。  「体が大きい。大女なのである。」で始まるこのエッセイ、あぁ分かる分かる、と貪り読んでしまった。標準から外れているという、ちょっと切なくてもやもやした感情を、うまく表現してくれている。
 さらに、随所に川上氏の読まれた本の感想が書かれている。それがまたとてつもなく面白そうだから困ってしまう。
 イタロ・カルヴィーノ「柔らかい月」、久世光彦「桃」あたりはいつか必ず読むぞ、と心に決めた。
95点
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