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調子のいい女

宇佐美游(角川書店)

 ホステスをしながら貯めたお金でアメリカ留学を果たした美和子。彼女の夢は翻訳家になること。
 そんな彼女の前に浪江という女性が現れる。平気で嘘を付く浪江に美和子は振り回されるが、どうしても彼女を切り捨てることができないのだった。

 美和子のホステス時代の話がとても興味深かった。銀座の高級クラブといえども、女性同士の熾烈な権力争いがあり、いろいろな掟があるのだった。
 また浪江の奔放さには、美和子ならずとも圧倒されるであろう。まさに男性を狙い撃ちするそのたくましさには唖然とした。
 でもこういう女性は確かにいる。そう思わせる描写力がこの作品には備わっている。
55点
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