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四〇九号室の患者

綾辻行人(森田塾出版)

 自動車事故で大けがをした「わたし」は、記憶を失って精神科病棟に入院を余儀なくされていた。
 やがて少しずつ記憶が戻りはじめるが、それはおぞましい殺人の記憶だった……。
 作者は21歳のときに、この作品の草稿をしたためたそうだ。なるほど、文章が少々青臭い。ラストのどんでんがえしも、私でさえ予想がついた。
 きっとこの作品は、綾辻氏のファンだったら楽しめるのではないだろうか。例えて言うなら、今ではすっかり成功した画家の、若かりし頃のラフスケッチを見せてもらったような、そんな感覚だろうか。
60点

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