阿刀田高(講談社)
短編集。思わず背中がひやりとするような作品ばかりであった。
「来訪者」。真樹子は裕福な家庭の主婦であった。あるとき、子供の出産時に世話になった雑役婦の初江の来訪を受ける。ずうずうしい初江に眉をしかめる真樹子。初江の狙いは何なのか?
初江を見下し冷たくあしらおうとする真樹子は、自分自身のエゴイズムにまったく気付いていない。初江が辞去したあとに分かる恐ろしい事実は、そんな彼女に対する罰なのかもしれない。
最後に収録されている「縄」という作品は、忘れられない作品になりそうである。でも後で(特に、眠れない深夜に)思い出したくないストーリーなのだが。
85点
短編集。思わず背中がひやりとするような作品ばかりであった。
「来訪者」。真樹子は裕福な家庭の主婦であった。あるとき、子供の出産時に世話になった雑役婦の初江の来訪を受ける。ずうずうしい初江に眉をしかめる真樹子。初江の狙いは何なのか?
初江を見下し冷たくあしらおうとする真樹子は、自分自身のエゴイズムにまったく気付いていない。初江が辞去したあとに分かる恐ろしい事実は、そんな彼女に対する罰なのかもしれない。
最後に収録されている「縄」という作品は、忘れられない作品になりそうである。でも後で(特に、眠れない深夜に)思い出したくないストーリーなのだが。
85点
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