忍者ブログ

うろんな客

エドワード・ゴーリー(河出書房新社)



 冬の晩、あるお屋敷にヘンな生き物がやってくる。
 まるでアリクイみたいな風体。
 好き勝手にふるまうそいつは、一体何者なのか?

 モノクロの絵は暗いタッチで、屋敷に住む人たちの顔も陰鬱だ。
 ただ闖入者だけが、彼の瞳だけが、いたずらを楽しむ者に特有の愉悦に満ちている。

 また、短歌のような文章は、リズムにのって楽しく読めた。
 気に入ったものは池に投げ入れて「保護に尽力」なんて部分には苦笑させられた。

 このヘンな生き物は「すべての子供の比喩」と解説にあった。
 なるほど……それで納得。

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

10 2025/11 12
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 8
9 10 11 12 14 15
16 17 18 19 20 21
23 25 26 27 28 29
30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[11/23 まきまき]
[11/23 もか]
[11/10 まきまき]
[11/09 もか]
[11/02 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析