忍者ブログ

うろんな客

エドワード・ゴーリー(河出書房新社)



 冬の晩、あるお屋敷にヘンな生き物がやってくる。
 まるでアリクイみたいな風体。
 好き勝手にふるまうそいつは、一体何者なのか?

 モノクロの絵は暗いタッチで、屋敷に住む人たちの顔も陰鬱だ。
 ただ闖入者だけが、彼の瞳だけが、いたずらを楽しむ者に特有の愉悦に満ちている。

 また、短歌のような文章は、リズムにのって楽しく読めた。
 気に入ったものは池に投げ入れて「保護に尽力」なんて部分には苦笑させられた。

 このヘンな生き物は「すべての子供の比喩」と解説にあった。
 なるほど……それで納得。

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 9
10 11 12 13 15 16
17 18 19 20 22
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[08/22 まきまき]
[08/22 ぴーの]
[08/05 まきまき]
[08/05 ぴーの]
[07/27 まきまき]

プロフィール

HN:
まきまき
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

アクセス解析