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よしなしごとども 書きつくるなり
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Amazonで観ました。
役者を目指して上京した悠二だが、ちっとも芽が出ず同棲相手のユキには愛想を尽かされる。
そんな時、彼は高校時代のことを思い出す。いつもつるんでいた3人、特に佐々木は面白いヤツで全裸になって教室で踊りまくっていたっけ。
その後悠二は佐々木と再会するが、彼の危うい生き方に自身の中途半端さが相まって複雑な気持ちを抱き……。

うーん、これは感想を書きづらい。
主人公は悠二かな? 佐々木の存在感が大きいけど。
高校時代の佐々木の境遇が不遇すぎて見ていてつらかったな。
母親は家出してて父親はたまにしか帰宅せず、家の中は汚部屋。そこにムサい男子高校生4人が居るもんだから、んもう画面からゴミと汗のニオイがしそう。
佐々木のひょうきんな言動も全部カラ元気というか、ふとした瞬間に見せる悲しげな目が、濡れそぼった犬のそれなんですわ。
大人になって再会した佐々木もパチプロ? って本人は言ってるけど、日々ギリギリなんだろうなぁって分かるのです。
最悪な親の元に生まれ、何の才能もなく、ただ時間が過ぎていくのを待っているような人生。刑務所に入りたくてやりました、にならなくて良かったけどさ、どうしろって言うんだよ、まったく。
とくらーい気持ちになる映画でした。

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須永朝彦 山尾悠子・編(筑摩書房)

25の作品が収められている。
最後まで読んだが途中飛ばしたところも多々あったので「挫折編」に入れた。

旧仮名遣い、耽美小説、吸血鬼、男色……これは苦手。
作家のプロフィールを読んだら、先日四苦八苦して読んだ塚本邦雄の影響を強く受けたとあった。先に知っていたらおそらく読まなかっただろう。

と批判ばかりでは何なので多少興味をそそられた作品を紹介しよう。最後に収められていた「青い箱と銀色のお化け」。
江戸川乱歩、谷崎潤一郎、佐藤春夫があの世で再会して座談会をする。思い出話に花が咲き、本音が漏れ出る……。
もちろん架空の話だが、乱歩が気遣いの人として描かれているのが面白かった。

ルシア・ベルリン(講談社)

短編集。「沈黙」を紹介しよう。
テキサスに引っ越しした「わたし」は高級な女子小学校に入学する。学校には馴染めず図書室だけが心のよりどころだった。しかし校内で盗難事件が起きて「わたし」に疑いの目が向けられ……。

どれもこれも筆者の実体験に基づいた作品だという。
脊椎湾曲症で浮浪児みたいな服装の「わたし」。アル中ですぐ暴力を振るう母親。歯科医としての腕はいいが変人の祖父。家も学校も地獄だったと彼女は言う。そんな地獄がさらりと描かれている。
本当に、さらりと。その率直さに胸を打たれた。たとえばこんな一節。
ホースから直接水を飲んだら、先生にホースをひったくられて、野蛮人と言われた。

子どもになら酷い言葉を投げつけていいと思っている大人は多い。しかし言われたほうは深く傷つくし、決して忘れない。

この短編は少女時代の話だが、筆者はバツ3でシングルマザーとして4人の子どもを育てたそうだ。いろいろな仕事をし、自身のアルコール依存にも苦しんだ。
そんな苦難に満ちた人生が、彼女の創作の原動力であったのかもしれない。
70点

Amazonで観たのですが、ダンナが「オレ、それ前に観た。1人で観るとは思えないんだけど観てないの?」って言うんですよ。
えええ? そう言われると自信がない……でも途中まで観てもピンと来ない……どっち? どっち? 頼りにしているココにも書いてないし……と思いながら最後まで観ました。

ノンフィクションものでして、アメリカのチェイニー副大統領の話です。
政界でうまぁく立ち回って、あれよあれよという間にブッシュ大統領のときに副大統領になった人なんですね。
ブッシュ大統領をパパブッシュのダメ長男として辛辣に描いているし、パウエル長官が国連演説をすんごく嫌がっていたこととかも出てくるし。
ここまで描いていいんかいって内容でした。

再見でも何でもいいよ、面白かったからさ。ふっ。

Amazon Primeで観ました。

60年代のアメリカ。
ジョージ(ケビン・コスナー)とマーガレット(ダイアン・レイン)の息子が、落馬事故で亡くなる。
息子の妻ローナ(ケイリー・カーター)は事故から3年後、幼い息子を連れて再婚する。
しかし再婚相手のドニーは粗暴な男で、彼がローナに暴力を振るう瞬間を、マーガレットは偶然目撃してしまう。
ローナとその息子を助けようと、ジョージとマーガレットは引越し先を訪ねるが……。

その引越し先ではドニーの母親ブランチが一家を仕切っていたわけですが、すんごいBBAなんですね、これが。
顔は美しくて真っ赤な口紅でキメてるのですが、息子たちも恐れおののく極悪人で、邪魔者は消せ! という信念をお持ちなの。
だからジョージ夫妻が嫁さんと孫を奪いに来たとなったら、まるで魔女か女豹のように牙を剥くのであります。
手斧でジョージの……ああああああ、もう怖いっ。

ジョージとマーガレットの夫婦愛も見ものです。
妻は向こう見ずで突っ走るタイプなのですが、夫が冷静に判断して、でも最後は妻の手助けをする。
まぁ結末がアレなので夫婦愛もアレなのですが、若い頃から観てきた俳優2人の仲睦まじい老夫婦っぷりが素敵でした。

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